食品ロスゼロへの挑戦 - 環境カウンセラー全国連合会(ECU)の取り組み


食品ロスは、環境への負荷を減らし、持続可能な社会を実現するために避けて通れない課題です。環境カウンセラー全国連合会(ECU)は、この重要な問題に立ち向かうため、食品ロス削減委員会を立ち上げました。委員会メンバーである環境カウンセラーたちは、食品ロス削減のためのさまざまな活動を展開しています。本サイトでは、委員メンバーが取り組む具体的な活動内容をご紹介します。ともに、食品ロスゼロを目指しましょう。


食品ロス問題とは?

食品ロスとは、食べられるにも関わらず捨てられてしまう食品のことです。日本では年間約612万トンもの食品が廃棄されています。この問題は、環境負荷を増大させるだけでなく、資源の無駄遣いにも繋がります。私たち一人ひとりが意識を持ち、行動することで、食品ロスを減らすことができます。


環境カウンセラー全国連合会(ECU)は、食品ロス問題の解決に向けて以下の活動を行っています

  • 教育・啓発活動:学校や地域での講演会やワークショップを通じて、食品ロスの現状と対策を広めます。
  • 地域との連携:自治体や地域団体と協力し、地域密着型の食品ロス削減プロジェクトを推進しています。
  • 企業との協力:食品関連企業と連携し、廃棄食品の有効利用やロス削減の取り組みを支援しています。

食品ロス委員会の紹介

食品ロス委員会は、ECU内で食品ロス問題に特化して活動する専門委員会です。委員会メンバーは、環境問題の専門知識を持つ環境カウンセラーで構成され、日々食品ロス削減のためのアイデアやプロジェクトを実行しています。


委員長

藤本晴男(岡山)✉fujimoto.h@minnanoecu.com 

平成4年から環境保全活動に取組み、15年に環境カウンセラー登録。

環境省の環境経営評価システム構築に参加して食品企業等の再生、資源化・排出量削減の指導やISO、EA21の審査を担当しました。

平成19年から22年3月まで、環境省の3R補助事業事務局として全国のモデル事業を監理するとともに、児童生徒から愛育栄養委員まで幅広い層を対象に食品ロス削減の講演を行っています。

また岡山県倉敷市の会員が取り組んだフードバンク(年間約180t取扱実績)に参加。

平成30年、全国で初めて刑務所等出所者や薬物依存症対策施設等、「更生保護」分野を対象としたフードバンクを設立して全国展開中です。特に、各施設が食品スーパー等から提供品を引取る「直接受取システム」で食品スーパーから毎日廃棄されている生鮮食品の活用に努力しています。全国の協力者を募集中!

 


副委員長


武本佳弥(兵庫)
専門は廃棄物処理・3R
自治体主催の市民向け環境講座等で、「家計に優しい環境活動」をテーマに食品ロス削減の講演などを行う。また、食品残さを多量排出事業者向けに食品廃棄物の削減に貢献する設備導入の推進などを行っている。

食品ロス委員会では広報を担当。

FacebookやInstagramなどのソーシャルメディア、環境新聞を活用して、食品ロス削減に関する情報発信を行っています。これにより、より広範な層に食品ロス削減の重要性を伝えています。

 


委員


 

浅野 智恵美 (愛知)✉asanonet@hm.aitai.ne.jp                        

環境カウンセラー、消費生活アドバイザーとして、自治体、なごや環境大学、四国法人会さんなどで、食品ロス削減講座を担当しています。食品ロスの現状と課題、削減取組事例、世界の推進状況、SDGsとの関係などを紹介。自作した『この食品は消費期限or賞味期限?』ワークシートや、食ロスクイズを出題し、学びを深め、行動に結びつくよう工夫しています。名古屋市食品ロス削減推進部会委員。

動画視聴によるe-ラーニングを実施する企業さんからの依頼で、2024年度上期研修を担当しました。テーマは「食品ロス削減に向けて-SDGsの概念と行動変容」。全国の支店など28拠点で配信され、研修が実施されました。消費生活論文『食品ロス削減に向けた賞味期限表示に対する考察』を共同執筆、エッセイ『豆腐とアイスクリームの期限表示から考える、食品ロス削減』を執筆(2023年度)。

名古屋市インターネット生涯学習webナビ「減らそう!食品ロス~環境に優しい生活をめざして」は、2019年に公開されています。環境意識に基づく意識変革と行動変化は、地球環境との関係性を築き直すチャンスになり得ます。食品ロス削減が進展しますよう願っています。

 

 


 青山 範子  ✉aoyamata@carrot.ocn.ne.jp

平成18年環境カウンセラー登録。長年、自治体の環境衛生業務として食品衛生や環境試験検査に携わりました。環境カウンセラー登録当初より約20年、エコクッキングで食材を使い切る方法や、食べ残しをしない啓発活動をしています。子供から大人まで幅広い年齢層を対象として一般層だけでなく、企業や教員などへも食の体験型講座啓発を実施したり、また食品ロスの講演も数多くこなしています。

市民からフードバンク設立を要望されて、所属する環境活動団体で食品ロス削減のワークグループを立ち上げ、自身もフードバンク活動に深く携わることになりました。

その後、フードバンク設立アシスト、地域のフードドライブ事業構築やコミュニティパントリーの設立など、食品企業と食品ロスを必要とする施設や団体とのマッチングを主体とした食品ロスコーディネート活動にも尽力しています。

 



活動報告

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